01
実行時に発生する実際のエラーを発見
C-RUNは、開発環境内でアプリケーションの実行を直接チェックすることにより、動的な解析を行います。このツールは算術演算、境界、ヒープの整合性についてチェックし、不具合の内容と発生箇所を開発者に通知します。
02
直感的で使い易い
C-RUNは、設定およびエラーフィルタ管理において、使い易く柔軟なルール選択が可能です。この動的解析ツールはCおよびC++のソースコードに使用でき、計測を有効にすれば、コード内に診断ルーチンによる効率的な計測機能が追加されます。また、ターゲット上で、あるいはシミュレータで実行中のコードをチェックして、直接的なコードの相関関係を把握し、グラフィカルなフィードバックを得ることができます。
03
IAR Embedded Workbenchとの統合
C-RUNは、ArmおよびRenesas RX 用のIAR Embedded Workbenchに対するアドオンです。従来からの編集/ビルド/デバッグサイクルでの作業や、ユニットテストまたは統合テストを行う際に、開発ワークフローに自然に組み込まれるように設計されています。テストするコードで最初の繰り返しが始まると同時に、非常に有用なフィードバックが得られます。
04
スタンドアロンモード
C-RUNはスタンドアロンで使用して、フィールドで検出が困難な問題を発見することができます。使い方は簡単で、必要なC-RUNテストをIAR Embedded Workbenchで有効にした上で、ユニット単位でテストファームウェアをビルドしてデプロイするだけです。その後は、C-RUNの出力メッセージがシリアルインタフェースにリダイレクトされ、ログに記録されます。記録された暗号メッセージは、その後C-SPYのコマンドラインユーティリティ(cspybat)を使ってオフラインで解析され、プレーンテキストに変換された後、診断やバグ修正のために使用できます。
C-RUNの評価ガイド
このガイドには、評価用にC-RUNをセットアップするための一般的なガイドラインと、より詳細な評価を行う際に考慮すべき事項が記載されています。また、サンプルプロジェクトも含まれています。
動的解析とはどのようなものですか?
- 動的解析ツールは、アプリケーションにテストコードを挿入することにより、ソフトウェアデバッガでプログラムを実行しながら、コードに含まれる実際のエラーと潜在的なエラーを検出します。
動的解析によって検出できる代表的なエラーとは?
- 境界外エラー、算術エラー、メモリ不整合エラーなどです。
なぜ動的解析が必要?
- 動的解析を行うことで、潜在的なエラーや実際のエラーを開発の初期段階で見つけることが可能になります。後の段階でエラーが発見された場合、製品開発のコストと時間が増大してしまいますが、動的解析を行うことで、コスト効率の向上・開発時間の短縮が図られ、製品をよりスピーディに市場投入できます。
C-RUNはCとC++の両方をサポートしていますか
- 両方サポートしています。
C-RUNはC-SPYシミュレータで使用できますか? 実際に使用するターゲットハードウェア上でも使用可能?
- どちらでも使用できます。
どうすればC-RUNを試すことができますか
- IAR Embedded Workbench for ArmまたはIAR Embedded Workbench for RXの体験版をダウンロードすれば、サイズ限定版のC-RUNをお試しいただけます。ただし、IAR Embedded Workbenchのキックスタート版(サイズ限定あり)ではC-RUNを使用できませんので、ご注意ください。
C-RUNはどのArmコアをサポートしていますか?
- IAR Embedded Workbench for Armでサポートされているコアはすべてサポートしています。
C-RUN体験版で使えない機能はありますか?
- ありません。
IAR Embedded WorkbenchのバージョンはC-RUNをサポートしていますか?
- 対応バージョン
- - IAR Embedded Workbench for Arm バージョン 7.20 以降
- - RX 用 IAR Embedded Workbench バージョン 3.10 以降
- - 12KBのコードサイズに制限のあるC-RUNは、14日間のEWARM無償評価ライセンス内で評価可能です。
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