IARが最新のモデルベース設計ソリューションの可視化機能により複雑なデザインを可能にする
ステートマシン設計ソリューションIAR Visual Stateの更新により、クロスプラットフォームのサポートが拡充され、広範な新機能が追加されたことで、分散型の大規模チームによる効率的な作業が可能に。
2023年05月16日 - 組込みシステム開発用のソフトウェアツールとサービスのサプライヤとして世界をリードするIARシステムズ株式会社(本社:スウェーデン、ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長 原部和久)は、本日、モデルベース設計ソリューションであるIAR Visual Stateの最新版を発表しました。IAR Visual Stateの可視化機能を使用することで、開発者はハイレベル設計のビルドや複雑なアプリケーションの構築が可能となり、詳細機能を段階ごとに追加することができます。また、設計と100%一致したC、 C++、C#、Javaコードを自動生成することが可能です。今回リリースされたIAR Visual Stateでは、クロスプラットフォームに対するサポートが強化され、迅速なコード生成のために新しい可視化機能が追加されたことで、ローコード開発を支援します。
IAR Visual Stateは組込みアプリケーション向けの大規模な設計プロジェクトに最適なツールで、車載用インスツルメントクラスタ、自律走行車両システム、高度な電動工具、自動販売機、HVACシステム、トラッキングシステム、エレベータ、PLC、制御用システムなどのアプリケーションに有用です。このソリューションは、フォーマル検証、 解析、妥当性確認などの機能を備えているため、アプリケーションを意図したとおりに確実に動作させることができます。
IARでCTOを務めるAnders Holmbergは、次のように述べています。「IAR Visual Stateを使用することで、高品質なコードを生成して、複雑なデザインを効率よく管理することができます。また、今回追加されたバリアント管理、C#およびJavaコード生成、要求事項の管理(要件交換フォーマット(ReqIF format)対応)、モダナイズ化した階層コーダ などの最新機能により、開発者はローコード開発を含む、組込みシステムからモバイル/PCアプリケーションに至る、さまざまなスキルを有する大規模な分散型チームでの共同作業が可能になります」
今回更新されたIAR Visual Stateでは、WindowsとLinuxの両方においてユーザエクスペリエンスを改善するためにクロスプラットフォームのサポートが強化されています。ステートチャートエディタとナビゲータは1つのアプリケーションに統合され、タブつきウインドウを備えた新たなルック・アンド・フィールに刷新されました。このため開発者は、WindowsとLinuxのどちらでも同じように操作を行うことが可能です。IAR Visual Stateの最新版は、 Linux Ubuntu 18 とUbuntu 20に対応しています。
IAR Visual Stateは、ツールチェーンやアーキテクチャに依存しないスタンドアロン型のソリューションです。開発者はステートマシンをグラフィカルに設計し、デザインと一致したソースコードを生成可能で、ドキュメントを自動で生成できます。IAR Visual State をIAR Embedded Workbench®に統合すると、リアルタイムのステートマシンデバッグ機能をWorkbenchのIAR C-SPY® debuggerに直接組み込んだり、ソースコードの自動処理機能を統合開発環境IDEに組み込むなど、両方のツールの独自機能を合わせて活用することができます。
製品の詳細および評価ライセンスはhttps://www.iar.com/jp/products/iar-visual-state/introducing-latest-release/ からダウンロードしていただけます。
IAR Systems, IAR Embedded Workbench, Embedded Trust, C-Trust, C-SPY, C-RUN, C-STAT, IAR Visual State, I-jet, I-jet Trace, IAR Academy, ならびにIAR Systems ロゴはIAR Systems ABの商標もしくは登録商標です。その他の製品名に関する商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。
IARについて
IARは、組込み開発者および世界中の企業が今日必要な製品を開発し明日のイノベーションを創出するための、実証されたソフトウェアツールとサービスを提供します。1983年の創業以来、IARのソリューションは100万例を超える組込みアプリケーション開発において、その品質、信頼性および効率性が実証されてきました。スウェーデンのウプサラに本社を置き、営業とサポートオフィスを世界中に展開しています。IAR Systems Group ABはNASDAQ OMXストックホルムMid Cap.に上場しています。詳細情報につきましてはwww.iar.com/jpをご覧ください。
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