IARシステムズ、Visual Studio Code用IAR BuildおよびIAR C-SPY Debug Extensionsをアップデート
IARシステムズのVS Code Extensionsの最新バージョン1.20は、コード構築と デバッグのために組込み開発のワークフローをさらに効率化します
2022年12月8日 - IARシステムズ(本社:スウェーデン・ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長:原部和久、以下 IAR)は、Visual Studio Codeで作業する組込み開発者向けに、さらなるサポートを提供すると発表しました。最新のIAR BuildおよびIAR C-SPY Visual Studio (VS) Code Extensions v1.20は、IAR Embedded Workbench🄬のすべての最新バージョンと互換性があり、対称型マルチコアデバッグ、より高度なブレークポイントタイプのサポート、カスタマイズ可能なビルドツールバーが含まれています。IARの人気の高いVS Code拡張機能のこれらの新機能は、ソフトウェアエンジニアがワークフローを最適化し、パフォーマンスを向上させ、開発コストを削減することをさらに支援します。IAR Build および IAR C-SPY Debug Extensions v1.20 for VS Code は、Visual Studio Code Marketplace から無料でダウンロード可能です。
Visual Studio Code は、複雑なプロジェクトのビルドやデバッグ、バージョン管理、その他多くの作業を効率的に行うために、組込み開発者が使用する一般的なコードエディタです。 IAR の Visual Studio Code Extensions を使えば、開発者は VS Code で作業しながら、IAR C-SPY や IAR Build ツールを含む IAR Embedded Workbench の強力な機能をフル活用することができます。IARツールは自動的に検出され、Arm、RISC-V、Renesas RHおよびRL78、AVR、8051、その他多くのバージョンを幅広くサポートします。
IAR C-SPY は、IAR Embedded Workbench に完全に統合された組込みアプリケーションのための高レベル言語デバッガであり、同一の IDE 内で開発およびデバッグ機能を提供します。 IAR VS Code C-SPY拡張は、ビルドツールとプロジェクトから自動的にデバッグ設定を行います。この拡張機能は、Arm と RISC-V をサポートし、v1.20 では Microchip AVR と Renesas RL78 デバイスもサポートします。さらに、最新バージョンの拡張機能では、対称型マルチコアデバッグと、条件ブレークポイント、データブレークポイント、ログブレークポイント(ログメッセージ)などの高度なブレークポイントの使用が可能です。
IAR Build VS Code Extension の最新版は、アプリケーションのビルドと C-STAT 静的解析を実行するためのボタンを持つ、新しいツールバーウィンドウを含んでいます。Extension Configuration" ビューの新しいドロップダウンメニューにより、開発者は IAR Embedded Workbench で機能する "Custom Argument Variables" を選択することができます。ワークスペース内の不要なプロジェクトファイルをプロジェクト一覧から除外するために、「除外するプロジェクト」の設定が追加されました。 さらに、エラーを回避するために、設定ファイルのファイルパスは絶対パスではなく、ワークスペースに相対するようになりました。
IAR Build および IAR C-SPY デバッグ拡張機能によって可能になる、スケーラブルなクロスプラットフォーム開発ワークフローは、ソフトウェアエンジニアに、プロジェクトファイルを容易に管理し、アプリケーションのコード行と命令一つ一つ を制御し続けるためのすべての機能と便利なショートカットを提供します。開発要求を満たすために、VS Code Extensionは、CMake などの他のビルドシステム、GitHub などのソース管理およびバージョン管理拡張にも使用することが可能です。
IARシステムズのCTOであるAnders Holmbergは、次のように述べています。「当社のVisual Studio Code Extensionsは非常に人気があり、Marketplaceで多くのダウンロードを確認することができます。VS Codeコミュニティからのフィードバックにより、私たちは拡張機能をさらに改善することができました。今回発表する新バージョン1.20には、ユーザから要望のあった多くの機能が盛り込まれています」
VS Code向けIAR BuildおよびIAR C-SPY Debug Extensionは、Marketplaceまたは IARのGitHubページhttps://github.com/IARSystems/iar-vsc-buildおよび https://github.com/IARSystems/iar-vsc-debugから、直接ダウンロードが可能です。詳細は、www.iar.com/vscodeをご参照ください。
IAR Systems, IAR Embedded Workbench, Embedded Trust, C-Trust, C-SPY, C-RUN, C-STAT, IAR Visual State, I-jet, I-jet Trace, IAR Academy, ならびにIAR Systems ロゴはIAR Systems ABの商標もしくは登録商標です。その他の製品名に関する商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。
IARについて
IARは、組込み開発者および世界中の企業が今日必要な製品を開発し明日のイノベーションを創出するための、実証されたソフトウェアツールとサービスを提供します。1983年の創業以来、IARのソリューションは100万例を超える組込みアプリケーション開発において、その品質、信頼性および効率性が実証されてきました。スウェーデンのウプサラに本社を置き、営業とサポートオフィスを世界中に展開しています。IAR Systems Group ABはNASDAQ OMXストックホルムMid Cap.に上場しています。詳細情報につきましてはwww.iar.com/jpをご覧ください。
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