ヤマハ発動機株式会社
創業以来50年以上にわたり、モノ創りやサービスを通じて多様な価値の創造を追求してきたヤマハ発動機。その中でも産業用ロボットの開発をしている、ロボティクス事業部FA開発部での採用事例のご紹介です。
採用の決め手はRTOSやミドルウェアも含めた開発環境のコンサルティング
ヤマハ発動機のロボティクス事業部FA開発部では、2019年から『単軸ロボットコントローラ』の開発にIAR Embedded workbenchの採用を決定。ロボットの中枢を担う【モーター制御】では、決まった制御周期の間に、制御ソフトを「すばやく、精度よく、安定的に」動作させる必要があり、設計通りの性能が実現できる、性能の高いコンパイラを使用しなければならなかった経緯があります。
「IARシステムズの営業は、製品を超えて産業イーサネットなど最新の技術要求についてもトータルソリューションとしてコンサルティングしてくれたので、非常に満足のいくものでした。さらに、IAR Embedded Workbenchは、性能の上でもまさに本プロジェクトに最適でした。」
IAR Embedded Workbench採用のポイントはコーディネート力と親和性
- コーディネート力:ツールだけでなく、ミドルウェアも含めたソフトウェア構成を提案していただきました。
- 親和性:RTOSや産業イーサネットワークなど複数ミドルウェアとの高い親和性です。
今後の開発にも長く使用し続けることが出来ることも重要でした。
開発担当者の声
従来のソフトウェア開発の形から、今の時代に即したソフトウェアの開発にシフトしていくにあたり、様々な種類のマイコンや多様なミドルウェア、色々な受託開発パートナーとシームレスに開発をしていく必要性が出てきました。
これに対応するために、世界中で幅広く使われているソフトウェア開発環境を導入することで解決できるのではないかと考え、そこで、国内外で実績も豊富なIAR Embedded Workbenchを導入するべく検討を開始いたしました。
現在、複数の製品開発プロジェクトにおいて、この開発環境を使用しておりますが、どういったデバイス・ミドルウェアを選定しても、ベンダー各社からは「IAR Embedded Workbenchなら問題ありません」という回答を得ることができているため、非常に安心して開発を進めることが出来ます。
今後もベンダー各社が「IAR Embedded Workbenchなら大丈夫!」と言い続けてくれるレベルの製品を、引き続き期待しています。