日本光電工業株式会社
IAR Embedded Workbenchが海外拠点とのスムーズな開発に貢献
「医療機器には優れた品質と高い安全性が求められます。その点でも市場実績の高いIAR Embedded Workbenchは安心して導入することができました。」
「病魔の克服と健康増進に先端技術で挑戦することにより世界に貢献すると共に社員の豊かな生活を創造する」という経営理念を掲げる日本光電工業はお客さまの潜在ニーズをとらえる独創的な発想と高水準の技術で、新たな価値を生む製品開発に取り組んでいます。
2019年9月に発売した新興国向け心電計ECG-3150は、日本光電と上海光電の2拠点で共同開発するため、日本でも中国でもIARシステムズ現地法人による直接サポートを受けることができるIAR Embedded Workbench for Arm(以下EWARM)を採用しました。また、IAR Embedded WorkbenchはCPUアーキテクチャに依らず様々なMCU/MPUに対応しているため、他の開発でも使えることも採用理由の1つです。
写真:日本光電の心電計ECG-3150
IAR Embedded Workbench採用のポイント
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高性能:限られた時間内に処理を終えることができる高性能コンパイラと効果的なデバッガ
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高い汎用性:多数のArmアーキテクチャのMCUをサポートしており、MCUが変わってもひとつの環境で開発が可能
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広範なエコシステム:豊富なミドルウェアに連携し、機能拡張や移植が柔軟に行える
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充実のサポート:Arm採用当時から不明点に関する迅速なサポート、海外拠点は現地での現地語サポート
開発担当者の声
心電計ECG-3150は開発のベースとなるプラットフォームは日本光電で開発し、アプリケーション部分は上海光電で開発しました。日本側はIARシステムズ日本法人、上海側はIARシステムズ中国法人によって適切なサポートをして頂き、ツール変更などの追加業務はなくスムーズに開発が行われました。
当たり前のことですが、医療機器には優れた品質と高い安全性が求められます。その点でも市場実績の高いIAR Embedded Workbenchは安心して導入することができました。今回は採用に至りませんでしたが、静的・動的解析ツールやセキュリティコンテキストプロファイルの提供にも魅力を感じています。